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男の美容は何から始める?初心者のスキンケア完全ガイド

男 美容 何から

こんにちは。メンズコスメケア図鑑、運営者の「シライヒロ」です。

「男 美容 何から」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっと「美容に興味はあるけれど、何から手を付けたらいいか分からない…」と悩んでいるんじゃないかなと思います。スキンケアの正しい順番って? 予算はどれくらい必要? そもそも初心者は何を揃えたらいいの? そう感じてしまいますよね。

実は、男性の美容で最も大切なのは「清潔感」で、その土台となるのが毎日のスキンケアです。高いアイテムを買うことよりも、まずは基本的な知識を知って、ドラッグストアなどで手に入るアイテムから正しく使い始めることが重要です。ニキビや毛穴、ヒゲ剃り後の肌荒れといった悩みも、基本のケアを見直すことで大きく変わってくるかもしれません。

この記事では、美容初心者の男性が「まず何から始めるべきか」という疑問に答えるため、スキンケアの基本から、次のステップまでを分かりやすく解説していきますね。

  • 男性の肌が持つ「皮脂は多いのに乾燥する」という特徴
  • 美容の基本となる「洗顔・保湿・日焼け止め」の正しい手順
  • スキンケアの次に着手すべき「眉毛」や「ニキビ」のケア
  • 美容を始めるための具体的な予算感とドラッグストアでの選び方
目次

男 美容 何から」の疑問に答える基本

男 美容 何から」の疑問に答える基本

「男が美容を始める」と聞くと、なんだかハードルが高く感じるかもしれません。でも、美容といっても、私たちが目指すのは「清潔感」や「好感度のアップ」がメインです。基本はすごくシンプルなんですよ。

まずは、なぜ男性にこそスキンケアが必要なのか、その根本的な理由と、「最低限これだけはやっておきたい」という清潔感の土台作りの部分から、じっくり見ていきましょう。

美容初心者が知るべき男性の肌特徴

まず知っておいてほしいのは、男性の肌と女性の肌は、構造からしてタイプが違うということです。

男性の肌は、男性ホルモン(テストステロン)の影響で、女性の2〜3倍も皮脂(アブラ)が出やすいと言われています。これが、顔のテカリやベタつきの主な原因ですね。だから、「自分は脂性肌だ」と決めつけて、保湿を避けている人がすごく多いかなと思います。

でも、ここが最大の落とし穴で。実は皮脂が多い一方で、肌内部の水分は蒸発しやすく、乾燥しやすいという、ちょっと矛盾した特性を持っています。いわゆる「インナードライ(内部乾燥)」状態に陥りやすいんです。

さらに追い打ちをかけるのが、毎日のヒゲ剃り。シェービングは、ヒゲと同時に肌表面のバリア機能(角質層)も一緒に削り取ってしまいます。バリア機能が低下すると、そこから水分が容赦なく蒸発し、外部からの刺激にも弱くなり、肌荒れや乾燥がさらに進んでしまうことも…。

男性の肌特徴(インナードライ)まとめ

  • 皮脂は多い:男性ホルモンの影響でテカりやすい。
  • 内部は乾燥している:水分保持力が女性より低く、水分が蒸発しやすい。
  • 日々ダメージを受けている:毎日のヒゲ剃りで、肌のバリア機能が低下しがち。

肌が内部で乾燥すると、「乾燥から肌を守らなきゃ!」と防御反応が働いて、逆に皮脂を過剰に分泌させてしまうという悪循環に陥ります。肌表面はベタベタなのに、内部はカサカサ。この「ベタつくのに乾燥している」状態こそが、テカリ、ニキビ、毛穴の開きといった、男性が抱えるほとんどの肌トラブルの根本原因になっているんです。

スキンケアの正しい順番と洗い方

では、そのインナードライの悪循環を断ち切るために何をすべきか。答えは「正しい洗顔(汚れを落としすぎない)」と「徹底した保湿(水分と油分を補う)」です。

スキンケアの基本ステップは、大きく分けて「洗顔」「保湿」「保護」の3つ。特に重要な「洗い方」と「保湿の順番」を見ていきましょう。

ステップ1:洗顔(落とす)

スキンケアは「落とす」ことから始まります。1日の終わりには、汗やホコリ、そして酸化した過剰な皮脂をリセットすることが目的です。

ここで一番やってはいけないのが、ゴシゴシ洗顔熱いお湯での洗顔です。皮脂を取りたいあまりに強くこすったり、熱いシャワーで顔を一緒に洗ったりすると、肌に必要なうるおい(皮脂膜)まで根こそぎ奪ってしまい、乾燥をひどく助長させます。これは絶対に避けてください。

プロが教える正しい洗顔の全手順

  1. 準備:まず手を洗います。手が汚れていると泡立ちが悪くなります。
  2. 予洗い:38度以下の「ぬるま湯」で顔を濡らし、表面の汚れを軽く落とします。熱いお湯(40度以上)は厳禁です。
  3. 泡立て:洗顔料を手に取り、必ず泡立てネットなどを使用して、弾力のある濃密な泡を作ります。(泡立てずに原液を肌につけるのは摩擦の原因になりNG)
  4. 洗い方:泡をクッションにし、肌の上で泡を転がすように優しく洗います。指が肌に直接触れないイメージです。ゴシゴシこすってはいけません。
  5. 洗う順番:皮脂が多いTゾーン(おでこ、鼻)から洗い始め、目の周りなど皮膚の薄い部分は最後にサッと泡を乗せる程度にします。
  6. すすぎ:髪の生え際、顎の下、フェイスラインなどに泡が残らないよう、ぬるま湯で徹底的にすすぎます。すすぎ残しは、ニキビや肌荒れの大きな原因となります。
  7. 拭き取り:清潔なタオルを使い、こすらずに「ポンポン」と優しく押し当てるようにして、水分を吸い取らせます。

洗顔は1日2回(朝・夜)が基本です。テカるからといって1日に何度も洗うのは、洗いすぎで逆効果になる可能性が高いですよ。

ステップ2:保湿(潤す・フタをする)

洗顔後の肌は、水分が非常に蒸発しやすい無防備な状態です。洗顔後5分以内、できればお風呂から上がってタオルで拭いたら「即」保湿を始めましょう。

化粧水(水分補給)
まずは化粧水です。清潔な手に500円玉大ほどの化粧水を取り、顔全体に優しくなじませます。パンパンと叩き込む(パッティング)必要はなく、手のひらで顔を包み込むようにして、じっくり浸透させる(ハンドプレス)イメージです。

乳液またはクリーム(油分でフタ)
これが最も重要です。次のセクションで詳しく解説しますが、化粧水だけでは水分が蒸発してしまうため、必ず乳液やクリームといった油分で「フタ」をします。

(発展)スペシャルケア:美容液

化粧水と乳液が「基本の食事」だとしたら、美容液は「サプリメント」のようなものです。乾燥、ニキビ予防、ハリ不足など、特定の肌悩みに集中してアプローチしたい場合に取り入れます。
使う順番は、一般的に「化粧水の後、乳液の前」です。基本のケアに慣れてきて、もっとこだわりたいと感じたら試してみるのが良いですね。

時短派の選択肢:オールインワンジェル

「化粧水と乳液を分けるのが面倒…」という人には、化粧水、乳液、美容液などの機能が1つにまとまった「オールインワンジェル」も選択肢になります。

オールインワンジェルの特徴

  • メリット:最大のメリットは「時短」。これ1つで済むので、スキンケアを習慣化する第一歩として非常に有効です。
  • デメリット:化粧水や乳液を個別に使う場合に比べて、肌への浸透力や「フタ」としての機能が物足りない場合があります。

まずはオールインワンから始めて、慣れてきたら個別アイテムにステップアップするのも賢い方法だと思います。

化粧水と乳液はなぜセットなのか?

美容初心者の男性から一番多く聞かれるのが、「ベタつくのが嫌だから、乳液は使いたくない」という声です。私も昔は化粧水だけで済ませていて、その気持ち、すごくよく分かります。

でも、先ほどもお話しした通り、化粧水(水分)だけを肌につけても、それはすぐに蒸発してしまいます

化粧水だけでは、逆に乾燥する!?

化粧水が蒸発する際、肌がもともと持っていた水分まで一緒に奪っていく「過乾燥(かかんそう)」という状態を引き起こす可能性があります。これでは保湿するどころか、逆効果ですよね。

化粧水が「水分補給」だとしたら、乳液やクリームは「補給した水分が蒸発しないように、油分でフタをする」という非常に重要な役割を持っています。

「ベタつくから乳液を使わない」→「肌内部の乾燥が進む」→「肌が勘違いして余計に皮脂を出す」→「さらにベタつく」…というインナードライの悪循環を断ち切るために、化粧水と乳液(またはクリーム)は、必ずセットで使う必要があるんです。

どうしてもベタつきが気になる人へ

乳液やクリームを塗る際、部位によって量を調整するのがおすすめです。

  • Tゾーン(おでこ・鼻):皮脂が多いので、薄めに塗るか、手に残った分をなじませる程度でOK。
  • Uゾーン(頬・顎):乾燥しやすいので、丁寧に重ね付けする。

このように工夫するだけで、ベタつき感をかなり抑えられますよ。

毎日塗るべき日焼け止めの重要性

スキンケアの基本ステップ、最後は「保護(守る)」、つまり日焼け止めです。

「日焼け止めって、夏とかレジャーの時だけでしょ?」と思っているなら、今すぐその考えを変える必要があります。美容に詳しい人ほど、「スキンケアで最も重要なアイテムは?」と聞かれると「日焼け止め」と答えることが多いんですよ。

なぜなら、紫外線(UV)は、肌を黒くする(日焼け)だけでなく、シミ、シワ、たるみといった「老け顔」の最大の原因だからです。

紫外線には主に2種類あります。

  • UVA(紫外線A波):シワやたるみの原因。肌の奥深くまで届き、じわじわと肌の老化を進めます。
  • UVB(紫外線B波):シミや日焼け(炎症)の原因。肌の表面に強く作用し、赤みやヒリヒリを引き起こします。

そして恐ろしいことに、紫外線は天候に関係なく、曇りの日でも雨の日でも、一年中降り注いでいます。特にUVAは窓ガラスも透過して室内に入ってくるため、「外に出ない日」も油断できません。

日焼け止めに書かれている「SPF」や「PA」は、これらの紫外線を防ぐ力の目安です。(出典:日本化粧品工業会「気になる紫外線用語CHECK!」

シーン別 SPF/PA 選び方の目安
利用シーン SPFの目安 PAの目安
日常生活(通勤・通学・買い物) SPF15~30 PA+ ~ PA++
屋外での軽いスポーツ、レジャー SPF30~50 PA++ ~ PA+++
炎天下でのレジャー、海、山 SPF50+ PA++++

清潔感のある健康的な肌を維持するために、日焼け止めは「毎日塗るもの」として、朝の洗顔・保湿の後の最後のステップに組み込んでください。これが未来の自分への最大の投資になるかなと思います。

ニキビや毛穴の悩み別ケア方法

基本のスキンケア(洗顔・保湿・日焼け止め)を徹底するだけでも、肌は見違えるように変わってきます。その上で、初心者が直面しやすい特定の悩みがある場合の対処法も知っておきましょう。

Case 1:ニキビ・肌荒れ

男性ニキビは、様々な要因が絡み合って発生します。

  • 原因1:皮脂の過剰分泌(男性ホルモンの影響)
  • 原因2:肌の乾燥(インナードライによるバリア機能の低下)
  • 原因3:生活習慣の乱れ(睡眠不足、ストレス、食生活の乱れ)
  • 原因4:外部刺激(間違ったゴシゴシ洗顔、ヒゲ剃り、シャンプーのすすぎ残し、不衛生な寝具など)

対策としては、まず「正しい洗顔と保湿」で肌のバリア機能を整えることが最優先です。その上で、生活習慣を見直し、枕カバーをこまめに変えるなど、外部からの刺激を減らすことも大切です。

部位別ニキビの原因(例)

  • おでこ・生え際:過剰な皮脂に加え、シャンプーのすすぎ残しや整髪料の付着が原因のことも。
  • 顎(あご)・フェイスライン:ヒゲ剃りによる物理的なダメージが炎症を悪化させやすいエリアです。

Case 2:毛穴の黒ずみ・詰まり

皮脂が多い男性は、毛穴トラブルも起こしやすいです。「詰まり毛穴(皮脂や古い角質が毛穴に詰まった状態)」や、それが酸化して黒くなった「黒ずみ毛穴」が主な悩みですね。

対策は、まず日々のクレンジングや洗顔で、毛穴に詰まった汚れ(皮脂、古い角質)をしっかり落としきることが大切です。ただし、ゴシゴシこするのは逆効果。

そして、毛穴は乾燥すると、より開いて目立ちやすくなります。高保湿な化粧水と乳液で肌を十分に潤し、肌をふっくらとさせることで、皮脂分泌を正常化させ、毛穴が目立ちにくくなる効果が期待できますよ。

肌トラブルが続く場合は、セルフケアだけで解決しようとせず、早めに皮膚科など専門の医療機関に相談してくださいね。特に炎症がひどいニキビは、跡(クレーター)に残る前に治療するのが一番です。

予算とドラッグストアでの選び方

「じゃあ、具体的に何を買えばいいの?」となりますよね。

「男 美容 何から」という初心者の段階では、無理に高いデパコス(デパートコスメ)を揃える必要は全くありません。大切なのは「価格」よりも「自分の肌に合うものを、毎日正しく続けること」です。

ドラッグストアのメリット

まずはドラッグストアのメンズコーナーに行ってみてください。「MEN’s Biore」や「uno」、「GATSBY」など、男性の肌質や悩みに合わせて開発された、手頃な価格の製品がたくさんあります。

  • メリット1:価格:洗顔料、化粧水、乳液それぞれ1,000円〜1,500円程度で、質の良いアイテムが揃えられます。
  • メリット2:手軽さ:いつでも買いに行けます。
  • メリット3:テスター:テスター(試供品)で匂いや使用感を試せる場合もあります。

初心者の初期予算(目安)

  • 洗顔料、化粧水、乳液の3点
  • 予算の目安: 合計 3,000円~5,000円程度

これでも十分、質の良いアイテムが揃えられます。1セット買えば2ヶ月程度は持つことが多いので、月額に換算すると1,500円~2,500円程度ですね。まずはこのあたりから始めて、スキンケアを「習慣化」させることが一番大切です。

オンラインストアの選択肢

「ドラッグストアで選ぶのが恥ずかしい」「何を選べば良いか分からない」という人は、オンラインストアもおすすめです。
ブランドによっては、洗顔料・化粧水・乳液などがセットになった「トライアルセット」や「ギフトセット」(2,000円~5,000円台)が用意されている場合もあり、何を選べば良いか分からない初心者には良い選択肢となります。

「男 美容 何から」の次のステップ

おめでとうございます! ここまでの「基本のスキンケア(洗顔・保湿・日焼け止め)」をマスターすれば、あなたはもう立派な美容男子の仲間入りです。肌の土台が整うだけでも、清潔感は格段にアップします。

肌の土台が整ったら、次は清潔感をさらにブーストさせるための「次のステップ」、つまり「グルーミング(外見の整備)」に進んでみましょう。

印象が変わる眉毛の整え方

肌がキレイになっても、眉毛がボサボサだと、ちょっと残念な印象になってしまうかもしれません。

「顔の印象の8割は眉毛で決まる」と言われるほど、眉毛は重要なパーツです。整えるだけで、一気に「ちゃんとしてる感」「清潔感」「キリッとした信頼感」が出ます。

私も最初はハサミを入れるのが怖かったですが、全部剃ったり抜いたりする必要はありません。まずは最低限の道具を揃えて「ボサボサ感をなくす」ことから始めてみてください。

初心者が揃えるべき道具(ツール)

  • コーム(櫛):毛流れを整え、長さを均一にカットするために必須です。
  • 眉毛ハサミ:コームとセットで使います。小さく、刃先がカーブしているものが使いやすいです。
  • 毛抜き:眉毛の間の毛や、輪郭から大きくはみ出した不要な毛を抜くために使います。
  • 眉そり(シェーバー):眉毛の上下の広範囲のうぶ毛処理に便利です。

失敗しない眉毛の整え方(初心者向け手順)

  1. コームで毛流れを整える:まず、コームで自分の毛の流れ(眉頭は上に、中間から眉尻は斜め下に)を整えます。
  2. [発展] ペンシルで下書き:(あれば)理想の形をアイブロウペンシルで薄く描くと、処理すべき毛が明確になり、失敗を防げます。
  3. 余分な毛の処理:下書きからはみ出した毛や、眉間の毛などを、毛抜きや眉そりで処理します。
  4. 長さのカット(最重要):コームを眉毛に当て、コームからはみ出した長い毛だけを眉毛ハサミでカットします。一気に切らず、少しずつ調整するのがコツです。

これだけでも、ボサボサ感が消えてかなりスッキリします。月1〜2回の手入れで十分ですよ。

ヒゲ剃り負けと青ヒゲの対策

ヒゲは男性特有の悩みですよね。毎日のシェービングで肌が荒れてしまう「ヒゲ剃り負け」や、剃っても青く残る「青ヒゲ」に悩む人も多いと思います。

ヒゲ剃り負け対策(シェービングケア)

ヒゲ剃り負けは、カミソリの刃が肌のバリア機能を傷つけることで起こります。対策は「剃る前」「剃る時」「剃った後」の3ステップです。

  1. 剃る前:蒸しタオルや洗顔でヒゲを温め、柔らかくします。そして、必ずシェービングクリームやジェルを使用して、肌への刺激と摩擦を減らします。
  2. 剃る時:まずは毛の流れに沿って「順剃り」し、最後に剃り残しを「逆剃り」します。何度も同じ場所を剃らないのがコツです。
  3. 剃った後:剃った後の保湿ケアは絶対に欠かさないこと。肌がダメージを受けている状態なので、化粧水と乳液でしっかり保護してください。アフターシェーブローション(化粧水)で肌を整えるのも良いですね。

もし症状がひどい場合は、保冷剤などで冷やし、それでも改善しない場合は皮膚科の受診も検討しましょう。

青ヒゲ対策(カバー)

剃っても青く残ってしまう「青ヒゲ」に悩む場合は、スキンケアの領域を超えてしまいますが、メンズメイク用のコンシーラーやBBクリームで隠す、という選択肢も今は一般的になってきています。

青ヒゲには、補色(反対色)となる「オレンジ系」のコンシーラーを薄く塗り、その上から肌色のBBクリームを重ねると、より自然にカバーできますよ。

頭皮ケアとニオイ対策の基本

清潔感は、顔だけではありません。フケやかゆみ、体臭や汗のニオイも、人の印象を大きく左右します。

頭皮ケア:フケ・かゆみ対策

男性は皮脂量が多いため、頭皮もベタつきやすいです。フケやかゆみ、ニオイの最大の原因の一つが、シャンプーのすすぎ残しと、爪を立てて洗うことによる頭皮のダメージです。

正しい髪の洗い方

  1. シャンプー前(重要):まずブラッシングでほこりを落とし、お湯だけでしっかり「湯洗い」します。これだけで汚れの8割は落ちると言われています。
  2. 洗い方:シャンプーを手で軽く泡立ててから頭皮につけ、爪を立てずに「指の腹」で頭皮をマッサージするように洗います。
  3. すすぎ(最重要):すすぎ残しは、頭皮トラブル最大の敵です。シャンプー剤が頭皮や髪に残らないよう、普段の倍の時間をかけるイメージで、徹底的にすすぎます。

これを見直すだけでも、頭皮環境はかなり改善されるかなと思います。

ボディケアとニオイ対策

汗や皮脂自体はほぼ無臭ですが、それらが肌の常在菌によって酸化・分解される際に、ニオイが発生します。汗をかいたらこまめに汗拭きシートで拭き取るのが理想です。

また、最近はデオドラント製品も進化しています。シーンや悩みに合わせて使い分けるのがおすすめです。

デオドラント製品の種類と特徴
タイプ 特徴 おすすめシーン
スプレータイプ 手軽に使用でき、広範囲をカバー。ひんやり感があるものも多い。 出かける前、汗をかいた後のリフレッシュ
スティックタイプ 肌に直接塗り込むため密着性が高い。制汗・消臭効果が持続しやすい。 朝のケア、ニオイを長時間防ぎたい時
クリーム/ジェルタイプ 高密着で殺菌成分配合のものが多い。特にニオイが気になる部分に効果的。 ワキなど、特にニオイが気になる部分への集中ケア

体も顔と同様に、洗いっぱなしでは乾燥します。入浴後はボディ用ローションなどで保湿し、肌のバリア機能を健康に保つことも、ニオイ対策につながりますよ。

 

男で清潔感がある人 になる方法と特徴を解説!モテる秘訣 – メンズコスメケア図鑑

バレないメンズメイクの始め方

スキンケアとグルーミングが完了し、土台が整ったら、発展編として「メンズメイク」があります。「青ヒゲを隠したい」「ニキビ跡や目の下のクマをカバーして、もっと肌をキレイに見せたい」という、より積極的に印象を操作したい人向けの選択肢となります。

初心者がメンズメイクを始める障壁は、「何を揃えればいいかわからない」ことと、「メイクをしていることが周囲にバレるのが怖い」という2点に集約されます。

まずは、バレない程度に肌を補正し、清潔感をブーストするアイテムから始めるのがおすすめです。

初心者が最初に揃えるべき3種の神器

  • BBクリーム:スキンケア、日焼け止め、ファンデーション(肌色補正)の機能が1つになったオールインワンアイテムです。ニキビ跡、青ヒゲ、毛穴などを自然にカバーし、肌を均一に見せてくれます。
  • コンシーラー:BBクリームだけでは隠しきれない、色の濃いニキビ跡や目の下のクマなどをピンポイントで強力にカバーします。
  • リップクリーム(色付き含む):唇のかさつきを抑えるのは基本ですが、ほんのり血色感をプラスできる色付きリップも、健康的な印象を与えるのに有効です。

バレないためのBBクリームの使い方

メイクがバレる最大の原因は「色選びの失敗」と「厚塗り」です。

  1. 色選び(最重要):顔の色に合わせると、首の色との差で「顔だけ白浮き」してしまいます。必ず、顔と首の境目(フェイスライン)の色に合わせて、白浮きしない自然な色を選びます。
  2. 塗り方:あずき2つ分ほどの少量を手に取り、両頬、おでこ、鼻、顎の5箇所に点でのせます。
  3. 伸ばす:顔の内側から外側に向かって、指の腹で薄く均等に伸ばしていきます。厚塗りはバレる原因になるため、少量を伸ばすことを意識します。
  4. 馴染ませる:仕上げに、スポンジやパフで顔全体を軽く叩き込みます。余分なクリームを吸着させ、毛穴にフィットさせることで、ムラがなくなり、格段に自然な仕上がりになります。

コンシーラーの使い方

  1. 順番:BBクリームを塗った「後」に使用します。
  2. 使い方:青ヒゲ、クマ、ニキビ跡など、BBクリームで隠れなかった部分にピンポイントでのせます。
  3. ぼかす:コンシーラーと肌の境目を「擦らずに」、指で「トントン」と優しく叩き込むようにしてぼかします。

最初は難しいかもしれませんが、慣れれば数分で終わります。肌が均一になるだけで、清潔感は劇的に変わりますよ。

男の美容は何から始めるかの結論

ここまで、お疲れ様でした。「男 美容 何から」という疑問でこの記事を読み始めたあなたへ、私からの結論をまとめます。

男性の美容は、まず「スキンケア」から始めてください。これが清潔感の土台であり、すべての基本です。高いアイテムも、難しいテクニックも、最初は必要ありません。

今日から始める「美容ロードマップ」

  1. 最優先(今日から):ドラッグストアで「洗顔料」「化粧水」「乳液」「日焼け止め」の4点を買う。(予算:3,000円~5,000円でOK)
    →今夜から「正しい洗顔(泡立て、ぬるま湯、こすらない)」と「保湿(化粧水+乳液)」を実践する。
    →明日の朝から、保湿の最後に「日焼け止め」を塗ることを習慣にする。
  2. 第二優先(今週末に):「眉毛ハサミ」と「コーム」を購入する。
    →鏡の前で、コームからはみ出した眉毛の長さをカットし、最低限の長さを整えてみる。
  3. 発展(慣れてきたら):自分の肌色に合う「BBクリーム」や「コンシーラー」を選んでみる。
    →青ヒゲやニキビ跡を隠し、均一な肌で外出してみる。

最初からすべてを完璧にやる必要はありません。まずは今夜の「正しい洗顔」と「化粧水+乳液の保湿」から。それを「習慣」にできたら、日焼け止めをプラスし、次に眉毛を整えてみる…。

そうやって、できることを一つずつ増やしていくのが、挫折しない一番の近道かなと思います。

この記事が、あなたの「美容の第一歩」を踏み出すきっかけになれば、とても嬉しいです。

本記事で紹介した内容は、一般的な美容情報に基づくものであり、効果を保証するものではありません。肌に異常を感じた場合や、ニキビ・肌荒れなどの症状が改善しない場合は、速やかに使用を中止し、皮膚科専門医などにご相談ください。最終的な判断はご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

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