こんにちは。メンズコスメケア図鑑、運営者のシライヒロです。
鏡を見るたびに口周りの青髭が気になって憂鬱な気分になったり、清潔感がないように見られていないか不安になったりすることはありませんか。毎朝丁寧にシェービングしても残ってしまうあの青みは、多くの男性にとって深刻な悩みですよね。最近はメンズメイクも一般的になり、青髭を隠すためにBBクリームやファンデーションを試す人も増えていますが、いざ塗ってみると厚塗り感が出てしまったり時間が経つと崩れてきたりして、周りにバレないか心配になることもあるでしょう。実は青髭を自然にカバーするには、ただ肌色を塗るだけではなく色の選び方や塗り方にちょっとしたコツが必要なのです。
- 青髭がグレーにならず綺麗に消える色の選び方
- 誰でも簡単に実践できるバレない自然な塗り方テクニック
- 肌質や予算に合わせて選べるおすすめのメンズBBクリーム
- 肌荒れを防ぐための正しい落とし方とスキンケア
青髭をカバーするBBクリームの塗り方とバレないコツ
青髭を隠そうとして、とりあえず手元にあるBBクリームを厚塗りしていませんか?実は、青髭隠しには「塗る量」よりも「色の理論」と「塗り方の手順」が何倍も重要なんです。ここでは、私が実際に試行錯誤してたどり着いた、青髭を自然に、かつ強力にカバーするためのロジックとテクニックを包み隠さずお伝えしますね。
青髭がバレる原因と色の選び方
まず、敵を知ることから始めましょう。なぜ髭を剃った跡は「青く」見えるのでしょうか。実はこれ、皮膚の中に残っている毛根が透けて見えているからなんです。毛自体は黒や茶色なんですが、皮膚という半透明のフィルターを通すと、光の散乱(チンダル現象なんて呼ばれます)によって青っぽく見えてしまうんですね。これは空が青く見えるのと同じ原理で、短い波長の光(青色)が皮膚表面近くで散乱されやすいため、黒い毛根が青みがかった影として視覚的に認識されてしまうのです。
ここで多くの人がやってしまう失敗が、「肌色のBBクリームをそのまま重ねてしまうこと」です。青い画用紙に肌色の絵の具を塗ると、なんとなくグレーっぽく濁った色になりますよね?あれと同じ現象が顔の上で起きてしまうんです。これを「グレー化」と呼びますが、顔色が土気色に見えてしまい、かえって「何か塗っている感」や不健康な印象を与えてしまいます。特に、自分の肌よりも明るい色のBBクリームを選んでしまうと、この現象は顕著になります。明るい色は光を反射しやすく、下にある青みを強調してしまう性質があるからです。
正しい色の選び方は、自分の肌の色よりも「ワントーン暗め」かつ「オレンジや赤みを含んだ色」を選ぶことです。多くの日本人男性の肌は黄色人種特有の黄みがかっていますが、青髭部分は青黒いため、単なるイエローベースのファンデーションではカバーしきれません。少し暗めの健康的なオークルや、赤みのあるベージュを選ぶことで、青みを中和しやすくなります。店頭で選ぶ際は、手首の内側ではなく、フェイスライン(あごの骨のあたり)に試し塗りをして、首の色と自然に馴染むかを確認するのが鉄則です。
オレンジ色の補正効果で青みを消す
では、どうすればグレーにならずに青髭を消せるのでしょうか。答えは「色彩理論」にあります。色の関係性を表す色相環という図を見ると、青の反対側にある色は「オレンジ色」なんです。
反対色(補色)同士を混ぜると、お互いの色を打ち消し合う性質があります。つまり、青髭の青みを中和するには、オレンジ系の色味を含んだBBクリームやコンシーラーを使うのが正解なんです。これを知っているだけで、仕上がりのクオリティが劇的に変わりますよ。メイクアップアーティストの世界では常識的なテクニックですが、一般の男性にはまだあまり浸透していないかもしれません。しかし、この「補色」の効果は絶大です。
具体的には、パッケージに「青髭用」と書かれているものや、少し赤みや黄みがかった「健康的な肌色(ダークオークルなど)」を選ぶと失敗が少ないです。ベージュ系よりも、あえて少し濃いめのオレンジ寄りカラーを選ぶのがポイントですね。もし、手持ちのBBクリームが明るすぎて青髭が透けてしまう場合は、オレンジ色のコントロールカラー(化粧下地)を先に薄く塗っておくという裏技もあります。これにより、肌のベースカラーが補正され、その上からBBクリームを重ねることで、より自然で均一な肌色を作ることができます。
また、オレンジ色は肌に血色感を与え、健康的で活発な印象を与える効果もあります。青髭による「疲れた印象」や「老けた印象」を払拭し、若々しいエネルギーを感じさせる顔立ちに見せる副次的な効果も期待できるのです。
コンシーラーとの併用で完璧に隠す
「BBクリームだけでは、どうしても青みが透けてしまう…」という剛毛タイプの青髭に悩む方もいると思います。そんな時は、BBクリーム一本で戦おうとせず、コンシーラーという援軍を呼びましょう。
コンシーラーはBBクリームよりも顔料が濃く作られているので、カバー力が段違いです。しかし、使いすぎると厚塗りになり、逆に不自然になってしまう諸刃の剣でもあります。おすすめの使い方は以下の通りです。
- ベースメイク:BBクリームを顔全体に薄く塗ってトーンを整える。この時点では青髭が完全に隠れていなくてもOKです。
- ポイントカバー:青髭が特に気になる部分(鼻下やあご)にのみ、オレンジ系のコンシーラーを「点置き」する。広げすぎないのがコツです。
- 馴染ませ:指の腹でトントンと優しく叩き込んで馴染ませる。決して横にこすらないこと。こすると下のBBクリームごと剥げてしまいます。
- 境界線のぼかし:コンシーラーを塗った部分と塗っていない部分の境目を指で軽くぼかし、自然なグラデーションを作ります。
ここで重要なのは、コンシーラーの色選びです。肌と同じ色ではなく、「ワントーン暗めの色」を選んでみてください。明るい色をのせると、そこだけ浮き上がって視線を集めてしまいますが、暗めの色は影として馴染みやすいので、自然に青髭をカモフラージュできます。また、スティックタイプやクリームタイプのコンシーラーはカバー力が高い反面、乾燥しやすい傾向があります。使用前にはしっかりと保湿を行うことが、ひび割れやヨレを防ぐための鍵となります。
自然に見える塗り方とグラデーション
「化粧しているのがバレる」最大の原因は、顔全体に均一の厚さで塗ってしまうことにあります。人間の顔は立体的ですので、のっぺりと均一に塗ると能面のようになって不自然なんですよね。特に男性の場合、メイク感が強すぎると周囲に違和感を与えてしまうことがあります。
自然に見せるためのキーワードは「グラデーション」です。顔の中心部(目の下から鼻にかけての三角ゾーン)はしっかりとカバーし、フェイスラインに向かって徐々に薄くしていくことで、立体的で自然な仕上がりになります。
- 手の甲にBBクリームを出し、体温で少し温めます(伸びが良くなります)。
- 額、両頬、鼻、あごの5点に置きます。
- 顔の中心から外側に向かって、指の腹で薄く伸ばしていきます。
- 重要:フェイスライン(輪郭)には塗らない! 中心から伸ばした残りをぼかす程度で十分です。ここを塗らないことで、首との色の境目がなくなり、劇的にバレにくくなります。首の色と顔の色が極端に違うと、「お面」をつけているように見えてしまうので注意が必要です。
青髭部分は、指で擦るのではなく、トントンとスタンプを押すように「叩き込む(タップする)」のがコツです。こうすることで、毛穴や髭の凹凸にクリームが密着し、カバー力が高まります。また、細かい部分(小鼻の脇や口角)は、スポンジの角や指先を使って丁寧に馴染ませると、崩れにくくなります。
塗る前のスキンケアで仕上がりを格上げ
BBクリームの仕上がりを左右するのは、実は塗る前の「土台作り」です。乾燥してカサカサの肌や、剃り残しでジョリジョリの肌にクリームを塗っても、綺麗にのりません。メイクのノリが悪いと感じたら、まずはスキンケアを見直してみてください。
まずは深剃りです。蒸しタオルなどで髭を柔らかくしてから、順剃り・逆剃りを駆使して、物理的に毛を短くしておきましょう。これだけで青みの見え方が変わります。ただし、肌を傷つけないようにシェービングフォームやジェルをたっぷりと使うことを忘れずに。
そしてスキンケア。洗顔後に化粧水と乳液で保湿をするのは基本ですが、ここで一つ「3分ルール」を提案させてください。スキンケア直後のベタついた肌にBBクリームを塗ると、油分と水分が混ざってドロドロに崩れやすくなります。スキンケアが肌に浸透して表面が落ち着くまで、約3分待ってからBBクリームを塗り始めてください。この待ち時間が、一日中崩れない鉄壁の青髭カバーを作ります。忙しい朝には長く感じるかもしれませんが、この間に着替えを済ませたり、髪をセットしたりして時間を有効活用しましょう。もし時間がなければ、軽くティッシュオフをして余分な油分を取り除いてから塗るのも効果的です。
おすすめの青髭対策BBクリームと選び方のポイント
塗り方がわかったところで、次は「武器」選びです。メンズBBクリームは数多くありますが、青髭対策に特化して選ぶなら、見るべきポイントがいくつかあります。私の使用感も交えながら、カテゴリー別に紹介していきますね。
メンズの肌質に合う選び方と成分
男性の肌は女性と比べて「皮脂が多くて水分が少ない」という特徴があります。いわゆるインナードライ肌ですね。そのため、女性用のBBクリームを使うと、油分過多ですぐにテカってしまうことが多いんです。特にTゾーン(額と鼻)はテカリやすく、Uゾーン(頬とあご)は乾燥しやすいという混合肌の男性も多いでしょう。
青髭対策で選ぶなら、以下の機能が含まれているかチェックしてみてください。
| 機能・成分 | メリット |
|---|---|
| 皮脂吸着パウダー (シリカなど) | 時間が経ってもテカリやベタつきを抑え、清潔感をキープできる。皮脂によるメイク崩れを防ぎ、サラサラとした肌触りを維持します。 |
| 高保湿成分 (ヒアルロン酸など) | シェービング後のダメージ肌をケアし、乾燥による粉吹きを防ぐ。肌のバリア機能をサポートし、外部刺激から肌を守ります。 |
| UVカット (SPF30以上推奨) | 紫外線による色素沈着を防ぎ、将来的な肌のくすみを予防する。日焼けによる肌の炎症を抑え、青髭を目立たせる原因となるメラニンの生成を防ぎます。 |
特にUVカット機能は重要です。紫外線は肌の奥深くまで到達し、シミやたるみの原因となるだけでなく、髭剃り負けした肌の炎症を悪化させる可能性があります。日頃から紫外線対策を行うことは、長期的な肌の健康維持に欠かせません。(出典:環境省『紫外線環境保健マニュアル2020』)
無印やセザンヌなど安い製品の比較
「まずは手頃な価格で試してみたい」という方には、ドラッグストアや無印良品で買えるプチプラアイテムがおすすめです。最近のプチプラコスメは品質が非常に高く、デパコス(デパートコスメ)にも引けを取らない製品がたくさんあります。
例えば、セザンヌの「ミネラルカバーBBクリーム」。これ、1,000円以下で買えるのにカバー力が驚くほど高いんです。ウォータープルーフ処方で汗や水にも強く、夏の暑い日でも崩れにくいのが特徴です。ただし、少し厚塗りになりやすいので、青髭部分にだけ少量使うのがコツですね。色が3色展開されているので、自分の肌色に合うものを見つけやすいのもポイントです。
無印良品の「BBクリーム」は、非常に伸びが良くナチュラルな仕上がりです。パラベンフリー、アルコールフリー、紫外線吸収剤フリーなど、肌への優しさを考慮した処方になっているため、敏感肌の方でも使いやすいでしょう。青髭のカバー力はそこそこですが、肌への負担感が少なく、休日のちょっとした外出などには最適かなと思います。初めての一本として練習用に買うのもアリですね。
市販で買える人気製品の機能分析
もう少し本格的に青髭を隠したいなら、メンズ専用に開発された製品がやはり優秀です。男性の肌質や悩みに特化して作られているため、使用感や仕上がりの満足度が違います。
NULL BBクリーム
これはもう定番中の定番ですね。日本人男性の肌色に合わせて開発されているので、色が浮く心配がほとんどありません。やや黄色味が強いオークル系の色味で、赤みやニキビ跡、そして青髭を自然にカバーしてくれます。SPF30 PA++と日常使いには十分なUVカット機能を持ちながら、保湿成分も豊富に含まれているため、乾燥肌の方にもおすすめです。「迷ったらこれ」と言える一本です。
UNO フェイスカラークリエイター
コンビニでも買える手軽さが魅力。白いクリームが塗ると肌色に変化するという面白い仕組みです。これは「カラーチェンジパウダー」という技術が使われており、自分の肌色に馴染むように設計されています。カバー力はNULLほど強くないですが、薄付きでバレにくさはピカイチ。青髭がそこまで濃くない方や、メイク初心者の方におすすめです。洗顔料で落とせる手軽さも人気の理由の一つです。
SHISEIDO MEN ヴァイブラント BBモイスチャライザー
少しお値段は張りますが、仕上がりの「肌のツヤ感」が素晴らしいです。ただ隠すだけでなく、肌を健康的に見せてくれるので、ビジネスマンの方など、印象を良くしたいシーンで活躍します。光拡散パウダーの効果で、毛穴や凹凸を自然にぼかし、つるんとした滑らかな肌を演出してくれます。美容液成分もたっぷり配合されているので、日中のスキンケア効果も期待できます。
マスクへの付着を防ぐ維持と直し方
現代の必須課題、それが「マスク移り」です。せっかく隠した青髭がマスクとの摩擦で剥げてしまい、マスクの内側がファンデーションで茶色くなる…これは避けたいですよね。
対策としては、BBクリームを塗った後に「無色のフェイスパウダー(お粉)」をはたくのが最強です。肌の表面がサラサラになり、物理的にマスクに色がつくのを防いでくれます。パウダーが余分な皮脂を吸着してくれるので、テカリ防止にも効果的です。さらに、仕上げに「フィックスミスト(メイクキープスプレー)」を吹きかければ、コーティング効果で摩擦への耐久性がグンと上がります。
もし崩れてしまったら、ティッシュで浮いた脂を軽く押さえ、指でヨレを直してから、薄くBBクリームを重ねる程度に留めましょう。厚塗りは厳禁ですよ。携帯用の小さいコンシーラーを持ち歩くのもおすすめです。崩れた部分にピンポイントで修正できるので、スマートに化粧直しができます。
クレンジングを使った正しい落とし方
最後に、一番大切なことをお伝えします。それは「ちゃんと落とすこと」です。
BBクリームは洗顔料だけでは落ちないことが多いです。特に皮脂吸着成分やUVカット成分は毛穴に残りやすく、これが酸化すると「黒ずみ」や「ニキビ」、最悪の場合は色素沈着して青髭周りがより黒っぽく見えてしまう原因になります。これを防ぐためには、メイク落とし(クレンジング)の使用が必須です。
- オイルタイプ:洗浄力が高く、しっかりメイクや脂性肌の人向け。素早く落ちるのが特徴ですが、必要な皮脂まで落としすぎてしまう場合もあるので、使用後の保湿はしっかりと。
- ジェルタイプ:肌への摩擦が少なく、バランスが良い。水性ジェルと油性ジェルがあり、油性の方がメイク落ちは良い傾向にあります。
- ミルク/クリームタイプ:乾燥肌や敏感肌の人向け。洗浄力は優しめですが、肌への負担が少なく、しっとりとした洗い上がりです。
お風呂に入る前に、乾いた手でクレンジング剤を馴染ませ、ぬるま湯で乳化(白く濁らせる)させてから洗い流すのが基本です。この「乳化」というプロセスが非常に重要で、油性のメイク汚れを水で流せる状態にする役割があります。面倒でもここをサボらないことが、将来の肌への投資になります。
青髭の悩みはBBクリームで解決できる
青髭は生理現象なので完全になくすには脱毛などの手段が必要ですが、BBクリームを使えば「見えなくする」ことは今日からすぐに可能です。青い影が消えるだけで、顔の印象は驚くほど若々しく、清潔になります。
「化粧なんて…」と躊躇する気持ちもあるかもしれませんが、これは身だしなみの一環であり、自分に自信を持つための強力なツールです。ぜひ、自分の肌に合ったBBクリームを見つけて、鏡を見るのが楽しみになる毎日を手に入れてくださいね。
※本記事で紹介している製品の効果には個人差があります。肌に異常を感じた場合は使用を中止し、専門医にご相談ください。情報は執筆時点のものであり、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。