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ハンドクリームとボディクリームの違いとは?代用や兼用も解説

兼用できるハンドクリームとボディクリームの選び方

「ボディクリームはハンドクリームの代わりになりますか?」という素朴な疑問や、「ハンドクリームは体に塗っても大丈夫?」といった知恵袋でも見かける質問に、この記事では詳しくお答えします。ボディークリームを手に塗ることはよくあっても、その逆、つまりロクシタンのハンドクリームを体に塗るのはどうなのでしょうか。また、ハンドクリームをボディクリーム代わりとして使う際のポイントや、そもそもハンドクリームを塗ってはいけない場所はあるのか、そしてハンドクリームを手の甲に塗る理由まで、多くの方が抱える保湿ケアの悩みを解消します。ニュートロジーナのハンドクリームとボディクリームの違いや、大切な人へのハンドクリーム、ボディクリームのプレゼント選びのコツも含め、あなたのスキンケア知識をアップデートする情報が満載です。

  • ハンドクリームとボディクリームの明確な違い
  • それぞれを代用する際のメリットとデメリット
  • ロクシタンやニュートロジーナなど人気ブランドごとの特徴比較
  • シーンに合わせた正しい使い分けと選び方のポイント
目次

ハンドクリームとボディクリームの違いと代用の基本

ハンドクリームとボディクリームの違いと代用の基本

  • ボディクリームはハンドクリームの代わりになりますか?
  • ハンドクリームをボディクリーム代わりに使う注意点
  • ハンドクリームは体に塗っても大丈夫?知恵袋でも話題
  • 兼用できるハンドクリームとボディクリームの選び方
  • ボディークリームを手に塗る時のポイント
  • ハンドクリームを塗ってはいけない場所はどこ?

ボディクリームはハンドクリームの代わりになりますか?

ボディクリームはハンドクリームの代わりになりますか?

結論から言うと、ボディクリームをハンドクリームの代わりとして使うことは可能ですが、あくまで一時的な代用と考えるのが良いでしょう。急場をしのぐ保湿ケアとしては役立ちますが、日常的にハンドクリームとして使い続けるのは、それぞれの製品が持つ特性を考えると最適とは言えません。

なぜなら、ハンドクリームとボディクリームは、どちらも「肌を保湿する」という目的は同じであり、グリセリンやシアバター、ヒアルロン酸といった基本的な保湿成分は共通していることが多いものの、各部位の皮膚の特徴に合わせて配合されている成分のバランスやテクスチャー(使用感)が大きく異なるためです。

主な違いは「耐水性」と「使用感」

手は、体の中で最も過酷な環境に置かれているパーツの一つです。一日に何度も水に触れるだけでなく、洗剤による刺激、デスクワークでの摩擦、紫外線への露出など、常に外部からのダメージを受けています。そのため、ハンドクリームには水や摩擦に強い強固な「保護膜(バリア機能)」を形成する能力が求められます。この保護膜を作るために、ワセリンやシアバターなどの油性成分が多く配合され、結果としてこっくりとした固めのテクスチャーの製品が多い傾向にあります。

一方、ボディクリームは背中、お腹、脚といった広範囲に塗ることを想定して作られています。そのため、何よりも「伸びの良さ」と「肌へのなじみやすさ」が重視されます。全身に塗ってもベタつきが少なく、すぐに衣服を着られるよう、水分量が多く、サラッとした軽いテクスチャーのものが主流です。この違いが、代用した際の「物足りなさ」や「使いにくさ」につながるのです。

ボディクリームの代用で注意すべき「尿素」の存在

ボディクリームの中には、ひじやかかとなど固くなった角質を柔らかくするために「尿素」という成分が高濃度で配合されているものがあります。尿素には角質を溶かす働きがあるため、皮膚が薄い手の甲などに長期間使用すると、かえって肌のバリア機能を低下させてしまう可能性があります。肌が敏感な方は特に注意が必要です。(参考:日本化粧品工業会

ハンドクリームをボディクリーム代わりに使う注意点

ハンドクリームをボディクリーム代わりに使う注意点

では逆に、リッチな成分が配合されていそうなハンドクリームを体全体に使えば、より高い保湿効果が得られるのでしょうか。こちらも基本的には問題ありませんが、いくつかの明確なデメリットが存在します。賢いスキンケアのためにも、これらの点を理解しておきましょう。

ハンドクリームを体に使うのは、高級な食材で家庭料理を作るようなものかもしれませんね。美味しくはできますが、毎日続けるのは少し大変です。その理由を具体的に見ていきましょう。

最大のデメリットはコストパフォーマンス

最も大きな注意点は、やはりコストパフォーマンスです。一般的に、ハンドクリームは1gあたりの単価がボディクリームよりも高く設定されています。これは、手という敏感かつ機能性が求められる部位に合わせ、快適な使用感や高い保湿・保護効果を実現するために、比較的高価な美容成分が少量でも効果を発揮できるよう凝縮配合されているためです。容量も30g~50g程度のチューブタイプのものが多く、これを全身に使うと数回でなくなってしまい、経済的な負担が大きくなります。

テクスチャーの問題による肌への負担

前述の通り、ハンドクリームは保護膜を形成するために固めのテクスチャーのものが多いため、体の広範囲に均一に伸ばしにくいという物理的なデメリットがあります。特に乾燥している肌の上で無理に伸ばそうとすると、肌への摩擦が刺激となり、かゆみや赤みの原因になる可能性も考えられます。また、油分が多いためにベタつきが残りやすく、塗った直後に服を着る際に不快に感じたり、衣服に油分が付着してしまったりすることもあるでしょう。

こんな時にはハンドクリームのボディ使用もアリ!

ひじ、ひざ、かかと、すねなど、特に乾燥が激しく、角質が固くなりがちな部分へのピンポイントな集中ケアとしてハンドクリームを使うのは非常に効果的です。濃厚な保湿成分と油分が、固くなった角質を柔らかくし、外部の刺激から守りながら集中的にうるおいを補給してくれます。ボディクリームを塗った後、さらに重ね付けするのもおすすめです。

ハンドクリームは体に塗っても大丈夫?知恵袋でも話題

ハンドクリームは体に塗っても大丈夫?知恵袋でも話題

「ハンドクリーム 体に塗る」というキーワードは、大手Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」をはじめとするインターネット上のコミュニティで、長年にわたり頻繁に議論されるテーマです。これは、多くの人が一度は抱いたことのある素朴な疑問であり、それだけ身近な問題であることがわかります。

サイトに寄せられる回答の多くは、これまで解説してきた通り「体に塗っても肌への安全性に大きな問題はないが、機能性や経済性を考えると推奨はされない」というものです。化粧品は、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)のもと、安全性が確認された成分で作られているため、体に塗ったからといって直ちに深刻なトラブルが起きるわけではありません。しかし、それぞれのクリームが体の特定の部位に合わせて最適化されているという「設計思想」の違いを理解することが、効果的なスキンケアへの第一歩となります。

知恵袋で見られる主な意見とその背景

  • 経済的な視点:「もったいないからやらない」
    これは、ハンドクリームとボディクリームのグラム単価の違いを的確に捉えた、最も現実的な意見と言えるでしょう。
  • 使用感に関する視点:「ベタつくから体に塗るのには向かない」
    ハンドクリーム特有の濃厚なテクスチャーが、体の広範囲に塗布した際の不快感につながることを指摘しています。
  • 賢い使い分けの視点:「乾燥がひどい部分にだけ使っている」
    製品の特性を理解し、適材適所で活用するという、非常にスマートな使い方です。

これらのリアルな声は、ハンドクリームとボディクリームが持つ特性の違いを消費者目線で的確に捉えており、専門的な解説を裏付ける貴重な情報源と言えます。

兼用できるハンドクリームとボディクリームの選び方

 

スキンケアアイテムをシンプルにしたい、旅行の荷物を減らしたいといったニーズに応え、最近では手にも体にも使える「ハンド&ボディクリーム」や、顔まで含めて全身に使える「マルチクリーム」といった兼用タイプの製品も数多く登場しています。

もし兼用できるクリームを探しているのであれば、単に「全身用」と書かれているものを選ぶだけでなく、以下のポイントに注目して選ぶと、より満足度の高い製品に出会えるでしょう。

  1. パッケージの表示を詳細に確認する
    「ハンド&ボディ用」「顔・からだ用」といった基本的な表示に加え、「敏感肌用パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」などの記載がある製品は、より安心して全身に使いやすいと言えます。ただし、すべての人にアレルギーや刺激が起きないというわけではありません。
  2. テクスチャーを入念にチェックする
    兼用タイプで最も重要なのがテクスチャーのバランスです。手に塗ってもベタつかず、かつ体に塗ってもスッと伸びる、ジェルクリームのようなみずみずしい質感が理想的です。少量で試せるテスターがあれば、手の甲と腕の内側など、皮膚の質感が違う場所で試してみるのがおすすめです。
  3. 配合成分とその目的を理解する
    例えば、保湿成分として有名な「セラミド」や「ヒアルロン酸」は全身の保湿に適しています。一方で、肌荒れを防ぐ「グリチルリチン酸ジカリウム」や「アラントイン」などが配合されていれば、敏感に傾きがちな肌にも使いやすいでしょう。自分の肌悩みに合った成分が配合されているかを確認することが大切です。

兼用クリームは一本あると本当に便利ですよね。特に小さなお子さんがいるご家庭では、親子で一緒に使える大容量ポンプタイプなども人気がありますよ。

ボディークリームを手に塗る時のポイント

ボディークリームを手に塗る時のポイント

ハンドクリームが手元にない時や、お風呂上がりに全身を保湿する流れで、ボディクリームを手に塗る機会は少なくありません。その効果を最大限に活かし、ハンドクリーム不在の状況を乗り切るためには、いくつかの簡単ですが重要なポイントがあります。

まず、一度にたくさん塗るのではなく、パール粒大ほどの量をこまめに塗り直すことが何よりも大切です。人間の手は一日に平均して数十回も洗うと言われており、その都度、保湿成分は皮脂と共に流れ落ちてしまいます。トイレの後や調理・水仕事の後、アルコール消毒をした後など、乾燥を感じる前に「予防的に」塗り直す習慣をつけましょう。

また、塗る際には、ただ手のひらで伸ばすだけでなく、指先や爪の周り、指の関節、手首まで丁寧にマッサージするようになじませると効果が格段にアップします。特に爪の根元にある「爪半月」の周りを優しく揉みほぐすことで、血行が促進され、健康で美しい爪の成長を助ける効果も期待できます。

特に乾燥が気になる夜は、ボディクリームをいつもより少し多めに手に取り、優しくなじませた後に綿やシルクの手袋をして寝る「ナイトパック」がおすすめです。睡眠中に成分がじっくりと角層に浸透し、翌朝の手肌のしっとり感、なめらかさに驚くはずですよ。

ハンドクリームを塗ってはいけない場所はどこ?

ハンドクリームを塗ってはいけない場所はどこ?

ハンドクリームは手肌への使用を前提に、安全性を考慮して作られていますが、「ここに塗ってはいけない」という明確な場所はあるのでしょうか。これは、肌の健康を守る上で非常に重要な知識です。

最も注意すべきなのは、やはり「」です。顔の皮膚(特に目の周り)は、体の他の部位に比べて非常に薄く、皮脂腺の分布も異なります。ハンドクリームは、外部の刺激から手を守るために油分を多く含み、リッチで濃厚な保護膜を作るように設計されています。この保護膜が、顔にとっては毛穴を塞いでしまい、ニキビや吹き出物といった肌トラブルの原因になる可能性があります。また、製品によっては清涼感を出すためのメントールや、特定の香料が含まれている場合があり、これらが顔のデリケートな皮膚にとっては強い刺激となることも考えられます。

顔には必ずフェイスクリームを

保湿目的であっても、顔には専用のフェイスクリームや乳液を使用しましょう。これらは顔の薄い皮膚構造に合わせて、刺激が少なく、肌なじみが良く、美容成分が効果的に浸透するように成分が緻密に調整されています。

同様の理由から、目や口の周りなど、特に皮膚が薄く敏感な粘膜に近い部分への使用も避けるのが賢明です。万が一、目に入ってしまった場合は、こすらずにすぐに水かぬるま湯で洗い流し、違和感が残る場合は眼科医に相談してください。

ブランド別にみるハンドクリームとボディクリーム違い

  • ロクシタンのハンドクリームを体に塗るのは?違いも解説
  • ニュートロジーナのハンドクリームとボディクリームの違い
  • ハンドクリームとボディクリームのプレゼント選び方
  • ハンドクリームを手の甲に塗る理由とは?
  • 総まとめ:ハンドクリームとボディクリームの違い

ロクシタンのハンドクリームを体に塗るのは?違いも解説

南仏プロヴァンス発のライフスタイルコスメブランド、L’OCCITANE(ロクシタン)。自然由来の成分にこだわり、豊かな香りと心地よい使用感で世界中にファンを持っています。特にシアバターを20%配合した「シア ハンドクリーム」はブランドの象徴的な製品ですが、ボディ用の製品も非常に豊富です。では、ロクシタンのハンドクリームを体に使うことはできるのでしょうか。

この疑問に対し、データベースの情報にあるように、ロクシタンのショップスタッフは「ハンドクリームの方がバリア機能は高いが、水仕事が少ないならボディローションでもOK」と回答しています。これは、製品の役割がテクスチャーや成分によって明確に分けられていることを示唆しています。

製品タイプ 主な特徴 おすすめの使い方
ハンドクリーム 天然の保湿成分シアバターを20%など高配合。こっくりと濃厚なテクスチャーで、まるで「見えない手袋」のように保護膜を作り、水や乾燥から手肌を長時間しっかり守る。 日中のこまめな塗り直し。特に乾燥や手荒れが気になる時のスペシャルケアとして。ささくれやすい指先や爪周りの保湿にも最適。
ボディローション/ミルク シアバターの配合は5%程度で、みずみずしく、肌にスッとなじむ伸びが良いテクスチャー。全身に素早くうるおいを届け、なめらかな肌に整える。 お風呂上がりのまだ少し水分が残った肌への全身保湿に。広範囲に使いやすく、ベタつかないためすぐに衣服を着られる。
シアバター(製品名) シアバター100%のピュアな保湿バーム。非常に固く、手のひらで温めてから使う重めのテクスチャー。保湿成分の塊で、究極の集中ケアアイテム。 ハンドクリームやボディローションを塗った後、特に乾燥が気になるひじ・かかと・指先、唇、髪の毛先などに重ね付けするマルチバームとして。

このようにロクシタンでは、同じ「シアバター」をキー成分としながらも、その配合率と他の成分との組み合わせによって、使用シーンや求める効果に応じた製品が細かく設計されています。ハンドクリームを体に使うことは安全性の面では可能ですが、それぞれの製品が持つポテンシャルを最大限に活かし、ロクシタンが提案するスキンケア体験を享受するなら、やはり適材適所で使い分けるのがベストと言えるでしょう。(製品情報はロクシタン公式サイトをご参照ください)

ニュートロジーナのハンドクリームとボディクリームの違い

ノルウェーの漁師の厳しい手荒れを防ぐために開発されたという逸話を持つ、皮膚科学に基づいた製品開発で人気のNeutrogena(ニュートロジーナ)。純度99%の高濃度グリセリンを配合した高い保湿力で、乾燥に悩む人々から絶大な支持を得ています。ニュートロジーナの製品も、ハンド用とボディ用で明確な違いがあり、ユーザーの肌状態に合わせて選べるようになっています。

ニュートロジーナは、パッケージの色でシリーズが分かれているのが大きな特徴です。この色の違いを理解するだけで、ドラッグストアの棚の前で迷う時間がぐっと減りますよ。

主なシリーズとそのハンド・ボディ製品の違いは以下の通りです。

シリーズ(色) コンセプト ハンドクリームの特徴 ボディ製品の特徴
インテンスリペア(赤) 超乾燥肌・ガサガサ肌向け。集中保湿ケア 濃厚でこっくりしたテクスチャー。荒れた肌にもしっかり密着し、うるおいのヴェールを作る。無香料。 エマルジョンタイプで、濃厚ながらも肌なじみが良い。角層の奥まで浸透し、肌のバリア機能をサポート。
ディープモイスチャー(青) 普通肌~乾燥肌向け。毎日のうるおいケア 軽めのテクスチャーでベタつかず、日中も使いやすい。すぐに肌になじみ、うるおいが長時間持続。微香性。 ポンプ式の大容量ボトルが人気。みずみずしいローションタイプで、お風呂上がりに全身へさっと伸ばせる。
CICA(緑) 敏感肌・肌荒れしがちな方向け。整肌&保湿ケア 整肌成分CICAコンプレックス配合。肌のバリア機能を補い、健やかな状態へ導く。低刺激処方。 ローションとクリームがあり、肌荒れを防ぎながら全身をしっとり保湿。パラベンフリーなど肌への優しさを考慮。

顔にも使える兼用製品が便利!

ニュートロジーナのボディケア製品の中には、「インテンスリペア CICA 高保湿クリーム(顔・からだ用)」「インテンスリペア ボディバーム」など、顔への使用が推奨されているものもあります。特に乾燥が気になる季節に、全身を一つのアイテムでしっかりとケアしたい場合は、これらの製品を選ぶと良いでしょう。(参照:ニュートロジーナ公式サイト

このように、ニュートロジーナはユーザーの肌の悩みや状態に合わせて製品ラインが非常に細分化されており、ハンドクリームとボディクリームでは保湿力、テクスチャー、そして配合されている付加価値成分(CICAなど)が明確に異なります。

ハンドクリームとボディクリームのプレゼント選び方

ハンドクリームとボディクリームのプレゼント選び方

ハンドクリームやボディクリームは、消耗品でありながらも、香りやデザインで個性を表現できるため、性別や年齢を問わず喜ばれる人気のプレゼントです。相手に「センスが良いな」と思わせるアイテムを選ぶには、相手のライフスタイルや好みを細やかに想像することが成功の鍵となります。

STEP1: 香りで選ぶ

香りはアイテムの印象を大きく左右する最も重要な要素です。リラックス効果のあるラベンダーやカモミール、華やかな気分になるローズやジャスミン、リフレッシュできるシトラス系、温かみのあるバニラやムスクなど、相手のイメージや好きな香りの系統に合わせて選びましょう。もし香りの好みが分からない場合や、職場で使うことを想定するなら、誰にでも好かれやすい石鹸系の香りや、無香料タイプ、またはハーブ系の微香性タイプを選ぶのが無難です。

香水代わりのハンドクリーム活用術|いい匂いの選び方 – メンズコスメケア図鑑

STEP2: パッケージデザインで選ぶ

毎日使うものだからこそ、洗面所やベッドサイドに置いておきたくなるような、見た目のおしゃれさも重要です。 SABON(サボン)やJILL STUART(ジルスチュアート)のような、持っているだけで気分が上がる可愛らしいデザイン。 CHANEL(シャネル)やDior(ディオール)のような、洗練された高級感のあるデザイン。 Aesop(イソップ)のような、男女問わず使えるシンプルでミニマルなデザインなど、相手のインテリアや普段の持ち物のテイストに合わせると、より心のこもったプレゼントになります。

STEP3: 使用感で選ぶ

相手の肌質や職業、ライフスタイルを考慮するのも大切なポイントです。例えば、美容師や看護師など、水仕事が多く手荒れに悩んでいる方には撥水性が高く、こっくりした濃厚なテクスチャーのハンドクリームが喜ばれます。逆に、日中PC作業などが多いオフィスワーカーの方には、ベタつかず、塗ってすぐにキーボードを触れるようなサラッとしたジェルタイプが好まれるでしょう。ボディクリームであれば、乾燥肌の方には保湿力の高いクリームやバームタイプ、普通肌の方や夏場のギフトならさっぱりしたローションタイプがおすすめです。

迷ったらブランドのギフトセットがおすすめ

多くのコスメブランドでは、人気のハンドクリームとボディクリーム、それに加えてリップバームやタオルなどがセットになった、見た目も華やかなギフトボックスを用意しています。単品で選ぶのに迷った場合は、こうしたブランドの世界観が詰まったセット商品を選ぶと、失敗がなく特別感も演出できます。

ハンドクリームを手の甲に塗る理由とは?

ハンドクリームを塗る際、手のひらでなじませて終わり、という方も多いかもしれませんが、スキンケア効果を最大限に引き出すためには、特に「手の甲」を重点的にケアすることが不可欠です。その理由は、手の甲の皮膚が持つ、他の部位とは異なる解剖学的な特徴にあります。

その理由は、手の甲の皮膚の特徴にあります。

  1. 皮膚が薄く、皮脂腺が極端に少ない
    手の甲の皮膚は、顔の皮膚よりもさらに薄いと言われています。そして、肌の潤いを保つ天然のクリームである「皮脂」を分泌する皮脂腺が極端に少ないため、自らうるおいを保つ力が非常に弱いのです。そのため、水分が蒸発しやすく、常に乾燥の危機に瀕しています。乾燥は、小じわやキメの乱れといった見た目の老化に直結します。
  2. 常に過酷な外部からの刺激にさらされている
    手は衣服で覆われることが少なく、一年中、紫外線や冷たい外気に直接さらされています。特に紫外線(UVA)は、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンを破壊し、シワやたるみの大きな原因となります。厚生労働省の報告によると、紫外線は皮膚がんのリスク因子でもあるため、日中のケアは非常に重要です。(出典:紫外線による健康被害の予防 | 気象庁
  3. 「年齢は手と首に現れる」と言われる理由
    「手は年齢を語る」と言われるように、手の甲は顔と同様に、あるいはそれ以上に年齢サインが現れやすいパーツです。皮膚が薄いため、加齢によるコラーゲンの減少でハリが失われると、血管や筋が浮き出て見えやすくなります。これが、老けた印象を与えてしまう大きな要因です。

だからこそ、外部刺激から肌を守る保護膜を作り、内部の水分蒸発を防ぎ、うるおいを閉じ込める機能に特化したハンドクリームを、特に手の甲にしっかりと塗り込むことが、若々しい手肌を保つための最も効果的で重要なエイジングケアになるのです。

総まとめ:ハンドクリームとボディクリームの違い

この記事で解説してきた、ハンドクリームとボディクリームの違いに関する要点を最後にまとめます。日々の保湿ケアアイテムを賢く使い分けるためのチェックリストとして、ぜひご活用ください。

  • ハンドクリームとボディクリームの基本的な目的は共に肌の保湿である
  • 最大の違いは使用部位の皮膚特性に合わせたテクスチャーと成分バランス
  • ハンドクリームは手を保護するため油分が多くこっくりと固めの質感
  • ボディクリームは全身への伸びを重視し水分が多くサラッと軽めの質感
  • ボディクリームを手に使うのはあくまで一時的な代用としては可能
  • しかしハンドクリームに比べ保護力やうるおいの持続性は劣る場合が多い
  • ハンドクリームを体に使うことも安全性に問題はないが推奨されない
  • 主な理由はコストパフォーマンスの悪さと肌への伸ばしにくさ
  • ひじ・ひざ・かかとなど固くなった角質への部分的な集中ケアにはハンドクリームが有効
  • 顔へのハンドクリーム使用は油分が多く毛穴詰まりや肌トラブルの原因になるため避けるべき
  • ロクシタンやニュートロジーナなど人気ブランドは用途別に製品を明確に設計している
  • ロクシタンはバリア機能、ニュートロジーナは肌悩みに合わせた高機能性が特徴
  • プレゼントで選ぶ際は相手のライフスタイルを想像し香り・デザイン・使用感を考慮する
  • – 手の甲は皮膚が薄く皮脂腺が少なく乾燥しやすいためハンドクリームでの重点的なケアが特に重要

  • 最終的にはそれぞれの部位に専用のクリームを使い分けるのが最も効果的かつ経済的
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