メンズポンパドールのやり方｜ダサいと思われないコツ

メンズ ポンパドールに挑戦してみたいけれど、やり方が分からなかったり、「もしかしてダサいと思われないか…」と不安に感じていませんか？この記事では、ポンパドールとはどういう髪型ですか？という基本的な疑問から、似合う顔のタイプ、そしてヘアピンやゴムを使った簡単なセット方法まで、あらゆる情報を網羅的に解説します。髪が短めの方や、40代以上の大人世代、髪型に悩む日本人の男性にも似合うスタイルのコツを紹介。さらに、女性が好きな男性の髪型ランキングは？といった気になる情報や、メンズカットの平均費用はいくらですか？といった実践的な内容も盛り込み、あなたの髪型に関する悩みを解決します。

• ポンパドールの基本とリーゼントとの違いが分かる
• ダサく見えない、おしゃれなスタイリングのコツを学べる
• 顔型や年代、髪の長さに合わせた似合わせ方が理解できる
• ワックス不要でできる簡単なアレンジ方法を知れる

メンズ ポンパドールの基本と評判を解説

• ポンパドールとはどういう髪型ですか？
• ポンパドールは本当にダサいのか解説
• ポンパドールが似合う顔のタイプとは
• 日本人に似合うポンパドールの髪型
• 女性が好きな男性の髪型ランキングは？

ポンパドールとはどういう髪型ですか？

 

ポンパドールとは、前髪とトップ（頭頂部）の髪にボリュームを持たせ、高く持ち上げて後ろに流すヘアスタイルのことです。おでこをすっきりと見せることで、顔全体が明るく見え、清潔感や自信に満ちた印象を与えることができます。単なる髪型というだけでなく、自己表現の手段としても長い歴史を持つスタイルです。

その起源は18世紀のフランス宮廷にまで遡り、当時の国王ルイ15世の公妾であったポンパドール夫人の髪型が由来とされています。男性のヘアスタイルとして世界的に爆発的な流行を見せたのは1950年代のこと。エルヴィス・プレスリーをはじめとするロックンロールのスターたちがこぞってこのスタイルを取り入れたことで、若者の自由や反骨精神の象徴として、カルチャーシーンに深く刻まれました。

現代において、ポンパドールはしばしば「リーゼント」と混同されますが、この二つは厳密には異なります。リーゼントが両サイドの髪を後ろに流し、後頭部で合流させるタイトなスタイルを指すのに対し、ポンパドールは前髪から頭頂部にかけて高くボリュームを持たせる部分そのものを指します。つまり、多くの方が「リーゼント」として思い浮かべる髪型は、ポンパドールとリーゼントの技術を組み合わせた複合的なスタイルなのです。

ポンパドールとリーゼントの明確な違い

ポンパドールは本当にダサいのか解説

結論から言うと、ポンパドールという髪型自体がダサいわけでは決してありません。むしろ、TPO（時・場所・場合）をわきまえ、自分に似合うように正しくスタイリングされていれば、非常におしゃれで洗練された、男らしい印象を与えることができます。

では、なぜ一部で「ダサい」というネガティブなイメージが持たれてしまうのでしょうか。その背景には、いくつかの要因が考えられます。

「ダサい」と思われがちな理由

• 時代遅れのイメージ：ツヤツヤに光るグリースで固められた、ひと昔前の「ヤンキー」や「不良」のステレオタイプなイメージが強く残っているため。
• 過剰なスタイリング感：前髪を必要以上に高くしすぎたり、スプレーで固めすぎて不自然な束感が出ていたりすると、「頑張りすぎ」「気合が入りすぎ」という印象を与えてしまいます。
• ファッションとの不一致：髪型だけがクラシカルで目立っているのに、服装がラフすぎるなど、全体のコーディネートとのバランスが取れていないと、髪型だけが浮いて見えてしまいます。

重要なのは、現代的な解釈を加えた「清潔感」と、全体の「バランス感覚」です。例えば、スタイリング剤をツヤを抑えたマット系ワックスに変えるだけで、印象はぐっとナチュラルになります。また、サイドをすっきりと刈り上げて清潔感を強調することで、古臭いイメージを払拭し、ビジネスシーンにも対応できる知的な髪型に昇華させることが可能です。

ポンパドールが似合う顔のタイプとは

ポンパドールは、前髪を上げることで顔の輪郭がはっきりと出るため、顔の形を選ぶと思われがちです。しかし、実際にはトップの高さやサイドのボリューム、髪の流し方を調整することで、どのような顔型の方でも自分に似合うスタイルを見つけることが可能です。ここでは、代表的な顔型ごとに、より魅力を引き出すための似合わせポイントを詳しく解説します。

丸顔さん：縦のラインを強調してシャープに

顔の横幅が気になる丸顔の方は、トップにしっかりと高さを出すことで、視線を上に集め、縦のラインを強調するのがセオリーです。これにより、顔全体がすっきりとシャープな印象に変わります。逆にサイドは膨らませず、タイトに抑えることで、より効果的に縦長のシルエットを作ることができます。

面長さん：高さを抑え、サイドに流してバランス調整

顔の縦の長さが気になる面長の方が、丸顔の方と同じようにトップに高さを出しすぎると、さらに顔の長さが強調されてしまう可能性があります。そのため、ポンパドールの高さは控えめにし、七三分けのようにサイドパートにして斜めに流すアレンジが非常におすすめです。視線を横に逃がし、サイドに少しボリュームを持たせることで、顔の縦横のバランスが自然に整います。

ベース顔さん（エラ張りさん）：丸みのあるシルエットで柔らかさをプラス

エラやハチが張っているのが特徴のベース顔の方は、直線的なシルエットにすると輪郭が強調され、硬い印象になりがちです。そこで、トップに丸みのある柔らかなボリュームを持たせることで、視線を上に集めつつ、顔全体の印象を和らげることができます。スタイリングの際は、カチッと固めすぎず、少し遊びのある無造作感を加えると、より自然に輪郭をカバーできます。

日本人に似合うポンパドールの髪型

クラシカルで立体的なポンパドールは、もちろん日本人にも似合う非常に魅力的な髪型です。ただし、欧米人の骨格と比較した場合、多くの日本人には「後頭部が平坦（絶壁）」「ハチ（頭頂部横）が張りやすい」といった特徴が見られます。そのため、全体のシルエットが美しく見えるような、骨格を補正するカットやスタイリングの工夫がより重要になります。

現代の日本人男性に特におすすめなのは、サイドを大胆に短く刈り上げたツーブロックや、なめらかなグラデーションを作るフェードカットと組み合わせるスタイルです。トップのボリューム感と、サイドのすっきりとした部分との間に明確なコントラストが生まれるため、メリハリのあるシャープで現代的な印象になります。このスタイルは、ハチの張りを自然に抑えつつ、視覚的に後頭部の奥行きをカバーする効果も期待できます。

また、髪質が硬く直毛で、柔らかなカールが出にくいという方も少なくありません。そのような場合は、トップに緩めのパーマをかけることで、スタイリングが格段にしやすくなり、自然で動きのあるポンパドールを作ることが可能です。無理に海外のモデルのような高いポンパドールを目指すのではなく、自分の髪質や骨格を理解し、それを活かしたナチュラルな高さを出すことが、日本人にとっての似合わせの最大の鍵と言えるでしょう。

女性が好きな男性の髪型ランキングは？

男性が髪型を選ぶ上で、女性からの印象は気になるポイントの一つです。様々なメディアで行われるアンケート調査の結果を見ると、女性が男性の髪型に求める最も重要な要素は、いつの時代も「清潔感」であることが分かります。

実際に、株式会社リクルートが運営するホットペッパービューティーアカデミーの調査などを見ても、女性から支持されるのは、耳周りや襟足がすっきりしていて、爽やかな印象を与えるスタイルが中心です。

女性から特に支持される髪型の特徴

• 爽やかなショートスタイル：ツーブロックやアップバング（前髪を上げたスタイル）など、顔がはっきりと見え、活発な印象を与える短髪。
• ナチュラルなマッシュスタイル：作り込みすぎていない、自然な毛流れと柔らかい質感が感じられるスタイル。ただし、襟足は短く整えられていることが清潔感の条件。
• 知的なセンターパート：大人っぽく、落ち着いた雰囲気を演出できる韓国風のセンターパートも根強い人気を誇ります。

• メンズコスメパーマ：　髪へのダメージを抑えつつ、自然な動きやボリュームを出せるコスメパーマ
  メンズコスメパーマの全て｜基本からスタイルまで徹底解説 – メンズコスメケア図鑑

「ポンパドール」という名前がランキングの上位に直接挙がることは少ないかもしれません。しかし、これはポンパドールが不人気という意味ではありません。むしろ、前髪を上げておでこを出すポンパドールは、「清潔感」「男らしさ」「自信」といった、女性が好む要素をすべて兼ね備えたスタイルと言えます。過剰に作り込まず、あくまでナチュラルに仕上げた爽やかなポンパドールであれば、女性からの好感度も非常に高く、魅力的な髪型として映ることは間違いないでしょう。

メンズ ポンパドールの作り方と応用

• 短めの髪でのポンパドールのやり方
• ヘアピンを使った自然な仕上げ方のコツ
• ゴムだけで作る簡単アレンジ
• 40代男性に似合うスタイリングのコツ
• ポンパドールに挑戦！カット料金の相場は？
• 結論：メンズ ポンパドールで理想の髪型に

短めの髪でのポンパドールのやり方

「ポンパドールはある程度の長さがないとできない」と思っていませんか？実は、髪が短めでもポイントさえ押さえれば、爽やかで清潔感のあるポンパドールを作ることが十分に可能です。ベリーショートやショートヘアの方が前髪を少し立ち上げるだけで、普段の印象をガラリと変えることができます。

ステップ1：【土台作り】ドライヤーで根元を徹底的に立ち上げる

スタイリングの成否の8割はドライヤーで決まる、と言っても過言ではありません。まず、髪全体、特に前髪の根元をしっかりと濡らします。そして、立ち上げたい前髪を指でつまみ、下からドライヤーの温風を根元に集中して当てます。この時、少し前に引っ張りながら乾かすと、髪が立ち上がるクセがつきやすくなります。温風で形が決まったら、最後に冷風を当てて形をキープさせるのがプロのテクニックです。これを数回繰り返すことで、ワックスがなくてもある程度立ち上がる土台が完成します。

ステップ2：【スタイリング】ワックスを馴染ませて形を作る

土台ができたら、いよいよスタイリング剤の出番です。短髪の場合、セット力が強く、動きを出しやすいハードワックスや、マットな質感のクレイワックスがおすすめです。ワックスを少量（小豆一粒程度）指先に取り、手のひらで透明になるまでしっかりと伸ばします。そして、立ち上げた前髪の根元を中心に、髪の内側から空気を入れるようにワックスを馴染ませていきます。毛先だけにつけると重さで潰れてしまうので注意が必要です。最後に、指先で毛束を整え、全体のシルエットを確認して完成です。

ヘアピンを使った自然な仕上げ方のコツ

校則や職場のルールでワックスなどのスタイリング剤が使えない方や、肌が弱くて整髪料を避けたい方にとって、ヘアピンは非常に便利なアイテムです。しかし、使い方を誤ると不自然に見えたり、子供っぽい印象になったりすることも。ここでは、誰でも簡単にできる、自然な仕上げ方のコツを詳しく解説します。

最大のポイントは、「ピンを主役にするのではなく、あくまで髪型を支える黒子に徹させること」です。そのために、ピンの選び方と留め方が重要になります。

ピンの選び方と留め方のテクニック

1. ピンを選ぶ：自分の髪色に最も近い、光沢のない黒や茶色の「アメリカピン」を選びましょう。表面が波打っている方が、よりしっかりと髪をホールドしてくれます。
2. 髪をまとめる：上げたい前髪を適量とり、きつくしすぎない程度に、軽く一回転ほどねじります。この「ねじり」の一手間が、髪をまとめやすくし、自然なボリューム感を生み出す秘訣です。
3. 高さを調整する：鏡を見ながら、ふんわりと理想の高さになるように前髪を持ち上げます。
4. ピンを隠して留める：ここが最も重要な工程です。ねじった毛束の流れに沿わせるように、髪の内側（下側）から、頭皮に沿わせるようにピンを差し込みます。前から見える部分ではなく、後ろやサイドの見えにくい位置から留めるのがポイントです。一本で不安な場合は、少し離れた位置からもう一本、バツ印になるように留めると固定力が格段にアップします。

ゴムだけで作る簡単アレンジ

ワックスもピンも不要で、ヘアゴムが1本あればできてしまう、手軽で便利なポンパドール風のアレンジ方法があります。特に、少し長めの前髪が邪魔に感じるときや、急いでいる朝に最適なテクニックです。女性のヘアアレンジで多用される「くるりんぱ」を応用します。

30秒で完成！「くるりんぱ」ポンパドールのやり方

1. 【結ぶ】上げたい範囲の前髪をブラシなどで綺麗にまとめ、顔の中心で結びます。この時、根元から指2本分ほど離した位置で、細めのシリコンゴムなど目立たないゴムを使って緩めに結ぶのが最大のポイントです。
2. 【割る】結び目の上の髪（根元と結び目の間）を、指で真ん中から左右に分け、隙間（トンネル）を作ります。
3. 【通す】作った隙間に、結んだ毛束を上から下に通します。
4. 【締める】毛束を左右に均等に引っ張り、結び目を締めます。すると、結び目が内側に隠れ、トップに自然な丸みとボリュームが生まれます。最後にトップの髪を少し引き出して高さを調整すれば完成です。

40代男性に似合うスタイリングのコツ

経験を重ねた40代以上の大人の男性がポンパドールを取り入れる際は、20代の頃と同じスタイリングでは魅力が半減してしまいます。若さを追い求めるのではなく、年齢を重ねたからこそ出せる品格や落ち着き、そして何よりも清潔感を最大限に引き出すことが重要です。

スタイリングにおける最大のポイントは、「作り込みすぎない、さりげない自然なボリューム感」です。前髪を高く上げすぎるのではなく、あくまで毛流れを整える程度に、ふんわりと後ろに流すことで、大人の余裕と色気が生まれます。サイドは、白髪が混じっていても清潔感が際立つように、ツーブロックやフェードカット、あるいは短めの刈り上げですっきりと整えましょう。

そして、スタイリング剤の選び方が全体の印象を大きく左右します。若者向けのギラついたツヤが出るジェルやグリースは避け、自然なツヤ感のヘアクリームや、マットな質感でホールド力のあるファイバーワックスなどがおすすめです。これにより、上品で洗練された印象に仕上がります。スーツやジャケットといったドレッシーな服装との相性も抜群で、ビジネスシーンにおいても、頼りがいのある知的なリーダーシップを演出することができるでしょう。

ポンパドールに挑戦！カット料金の相場は？

美容室や理容室で理想のポンパドールスタイルを手に入れるためのカット料金は、基本的には通常のメンズカット料金の範囲内であることがほとんどです。総務省統計局が発表している小売物価統計調査（2024年1～3月期）によると、理容の大人調髪料の全国平均は約4,000円前後となっており、これに美容室の料金も加味すると、おおよそ4,000円から7,000円程度が一般的な相場と言えるでしょう。

ただし、これはあくまで基本的なカット料金です。ポンパドールと非常に相性が良く、現代的なスタイルに必須とも言える「フェードカット」や、スタイリングを楽にするための「パーマ」といった特殊な技術をオーダーする場合は、通常のカット料金に加えて追加料金（+1,000円～5,000円程度）が発生することが一般的です。

理想のスタイルを実現するためには、どのような技術が必要で、総額がいくらになるのか、カウンセリングの際に美容師さんや理容師さんに事前にしっかりと確認しておくことを強くおすすめします。

特に、シャープで美しいグラデーションを持つフェードポンパドールにしたい場合は、メンズスタイル、特に刈り上げ技術に特化したバーバー（理容室）を選ぶのが確実です。経験豊富なプロフェッショナルが、あなたの理想をミリ単位で形にしてくれるでしょう。

結論：メンズ ポンパドールで理想の髪型に

• ポンパドールは前髪とトップにボリュームを持たせるヘアスタイル
• 由来は18世紀フランスのポンパドール夫人にある
• リーゼントはサイドを流すスタイルでポンパドールとは異なる
• ダサいかどうかはスタイリングと全体のバランス次第
• やりすぎ感を抑え清潔感を意識することが重要
• 顔型に合わせて高さやボリュームを調整すれば誰でも似合う
• 丸顔はトップに高さを出し縦のラインを強調する
• 面長は高さを抑えサイドに流しバランスを取る
• 日本人にはサイドを刈り上げたツーブロック合わせが人気
• 女性が好む髪型のポイントは清潔感
• おでこを出すポンパドールは明るく爽やかな印象を与える
• 短めの髪でもドライヤーとワックスでセット可能
• ヘアピンは髪色に合わせ内側に隠すように留めるのがコツ
• ヘアゴムを使った「くるりんぱ」アレンジも手軽でおすすめ
• 40代は高さを抑えた自然なスタイルで品格を出す
• ポンパドールのカット料金は4,000円から7,000円が相場